2025年11月16日【静寂×雪見ステイ】夫婦で過ごす、湯の山温泉・寿亭の“心ほどける冬の時間”
【白に包まれる季節、湯の山へ】
冬の湯の山温泉は、
一年の中でもっとも静かで、もっとも美しい時間を迎えます。
山あいの空気は澄み、空は高く、
朝には木々の枝に薄く雪が積もり、まるで墨絵のような世界が広がります。
そんな白の景色の中に佇むのが、老舗旅館「寿亭(ことぶきてい)」。
創業百年を超えるこの宿は、
四季折々の自然とともに、訪れる人の心をやさしく解きほぐしてきました。
冬の寿亭が誘うのは、
“にぎやかさ”ではなく、“静けさを味わう旅”。
夫婦やカップルが、日常から一歩離れ、
ただお互いの時間をゆっくりと過ごすための場所です。
【雪見露天で感じる、“何もしない贅沢”】
湯の山温泉の魅力のひとつは、
御在所岳を望む壮大な眺望。
冬になると、その山々は白く染まり、
露天風呂からは、まるで別世界のような雪景色が広がります。
湯けむりと雪、そして冷たい空気。
肩までお湯に浸かると、
肌に当たる冷気が心地よく、
湯の温もりと外気の冷たさが絶妙なバランスで身体を包みます。
泉質はアルカリ性単純温泉。
なめらかでやわらかな湯ざわりは、まるで絹に触れるよう。
「美人の湯」とも呼ばれ、
入浴後の肌はしっとりと潤い、寒さの中にもほのかな温もりが残ります。
夜には、月明かりに照らされた雪が湯面に反射し、
静けさの中にほのかな光が揺らめく。
その幻想的な光景は、まるで時間が止まったような感覚を与えてくれます。
【二人の時間をゆっくり過ごす、特別な客室】
寿亭には、御在所の山並みを一望できる客室や、
露天風呂付きの特別室など、冬の滞在を贅沢に過ごせる空間が揃います。
窓の外に広がる雪景色を眺めながら、
二人でお茶を飲む時間、
湯上がりに浴衣で語らう時間──
どの瞬間も、心が静かに満たされていきます。
特に人気なのが、露天風呂付き客室。
自室の湯船から雪見を楽しめる特別な空間は、
まるで“プライベートな冬の別荘”のよう。
朝は白く煙る霧の向こうに陽が差し込み、
夜は遠くの灯りが雪の上にやわらかく滲む。
自然の美しさを、誰にも邪魔されずに感じられるひとときです。
【冬の味覚と、ぬくもりの食卓】
旅の楽しみといえば、やはり料理。
寿亭では、冬の味覚を贅沢に詰め込んだ季節会席を用意しています。
松阪牛のすき焼きやしゃぶしゃぶ、伊勢海老や寒ブリ、
そして地元・菰野の冬野菜を使った炊き合わせなど、
素材の持ち味を大切にした一品一品が、湯上がりの身体を温めてくれます。
冬の献立に欠かせないのが、
“湯の山の冷気を楽しむ”演出。
鍋料理の湯気、湯豆腐の音、炭火の香ばしさ──
そのすべてが、心地よい冬の音色を奏でます。
食事は、個室料亭や部屋食でもいただけるため、
周囲を気にせず、二人のペースで過ごすことができます。
お酒は三重の地酒「作(ざく)」や「半蔵」など、
料理に合わせた銘柄を取り揃え。
湯上がりのほのかな火照りに、
地酒の香りがそっと寄り添います。
【心も身体も“とけていく”ような、冬の夜】
冬の夜、寿亭の館内はひっそりとした静けさに包まれます。
廊下を歩く足音さえ、どこか柔らかく響くような穏やかさ。
外では雪が静かに降り、
室内では畳の香りと木の温もりが満ちている。
その対比が、冬の旅の深さを教えてくれます。
スマートフォンの電源を落とし、
ただ、湯に入り、語らい、眠る。
そんな“何もしない時間”が、
忙しさに慣れた私たちの心をそっと整えてくれるのです。
朝、障子越しに差し込む柔らかな光に目を覚ませば、
昨日よりも心が軽くなっていることに気づくはず。
それが、寿亭で過ごす冬の魔法です。
【冬に訪れたい宿が、ここにある】
「雪が降ったから、あの宿の湯に入りたい。」
そんなふうに思える宿は、そう多くありません。
湯の山の雪景色と、寿亭のぬくもり。
その組み合わせは、冬を好きになるきっかけをくれるはずです。
寒さの中にある静けさ、
静けさの中にあるあたたかさ。
その両方を感じられるのが、寿亭の冬の魅力です。
今年の冬は、忙しさをひと休みして、
静かな湯の山で“何もしない贅沢”を。
雪景色と湯けむりに包まれながら、
二人だけの時間を、ゆっくりとお過ごしください。
※積雪状況やアクセス情報は天候により変動します。
最新の道路情報は公式サイトまたは交通情報をご確認ください。


